ノミネート作品一覧

最優秀賞

薄紅の上高地/長崎 悠さん

優秀賞

2週目/necocafe channelさん

優秀賞

松に胡桃、白鳥/北野真美さん

松本市賞

2週目/necocafe channelさん

特別賞

北アルプスを飛ぶFDA/中沢柊葉さん

審査員コメント

※敬称略

宮尾 穣 (松本市総合戦略局DX推進本部長 デジタルシティ松本推進機構運営委員長)
「松本」をテーマに、プロから生徒さんまで幅広い属性の方にご応募いただきありがとうございました。
それぞれ、様々な松本の魅力をそれぞれの視点で切り取り、豊かな発想でアレンジして表現されていました。
これって写真?映画のワンシーン?と錯覚するほどの出来栄えに驚いています。まるで現実に「そこにある」姿のように感じました。
3DCGの魅力を改めて知ることができました。

伊藤より子(ビジュアルデザイナー)
それぞれの長野県の思い入れを表現した作品が揃い、作品のコンセプトを読みながら楽しく講評させて頂きました。自分も長野の自然や街や、訪れた場所だったので身近に感じながら拝見できて楽しかったです。ブレンダーでの作品が多いでしたね。そしてまだ3Dの初心者の方も多く、これから自分の好きな題材を選んでドンドンチャレンジしてほしいですね。

鈴木卓矢 (SAFEHOUSE取締役・背景モデリングSV)
皆さんの松本愛の詰まった作品を拝見させていただきました。
それぞれが違った視点の松本市のPRというか「推しポイント」があり僕の知らない松本市を知れました。
今回、僕の審査基準としてCGの技術的なポイントもそうですが「作品を通して松本市に行きたくなるかどうか」という基準も盛り込ませていただきました。
松本城や自然風景も素敵だったのですが、あまり知られていない松本市の魅力が伝わるような作品に点を入れさせていただきました。
松本市に行った際はぜひ足を運んでみたい場所がこのコンテストを通して増えました。
今後もっともっとこういったイベントが増えてCGを通して皆さんの地元愛を多くの人に伝えられると素敵だなと思います。

秋元純一 (トランジスタ・スタジオ CGディレクター・取締役副社長)
テーマが土地にあるコンテストという事もあって、作品の意図が全体的にまとまっており、非常に楽しんで見させてもらった。ファンタジーなものから写実的なもの、コメディなものまで大変バラエティに飛んでおり、選ぶのが難しいと感じた。私も長野松本は何度も足を運んでおり、特に中心にその威を構える松本城は、日本でも屈指の城郭で、中でも広い堀にそびえる天守閣は、まさに松本を象徴するものと言えよう。今回のコンテストでも、当然に天守閣をモチーフにしている作品もあり、それぞれ個性があって非常に面白いと感じた。ただ、城郭ファンの一人としては、せっかく大量のリファレンスが存在するモチーフなので、どうしてもリアリティを追求して欲しいと思う。松本には歴史や自然が色濃く残り、モチーフに事欠かない。新しいものと古きもととのコントラストなど、効果的に取り入れた作品なども、欲を言えば見たいと感じた。こうした地方にフォーカスしたコンテストは、普段近くに居ない人間からの視線を集める為にもってこいだと思うし、我々アーティストやデザイナーは、マインドフルネスの一環として、そうした普段の視線からあえて逸脱する事も重要な事なのだと思う。